Poison

山菜採りで心配になる要素の一つに毒草が挙げられます。

自分も最初の頃はよく分からず、違う植物を採ることが多かったです。(未だに師匠の携帯に登録されている僕の名前はシシウド様…orz)

オニゼンマイやシシウドであれば毒は無いのでまだ良いのですが、ドクゼリやドクニンジンを食べた日には大変なことになります。

新潟市保健所は1日、同市在住の女性(24)ら9人が、野生のセリと間違えてドクゼリを採取して食べ、4人が嘔吐(おうと)や頭痛などの症状を訴えて新潟市民病院に緊急搬送されたと発表した。
このうち女性1人は意識不明の重体で、もう1人も入院して治療を受けている。
同保健所と新潟市消防局によると、9人は飲食店で働く従業員同士。3月31日の昼に採取してきたドクゼリの根を食べ、約1時間後に男性1人と女性3人に食中毒の症状が表れた。
ドクゼリはセリとよく似ているうえ、水辺で一緒に生えていたりするが、香りがなく、根はセリよりも太くて竹の子のような節があるという。
同保健所は「違いは根の形ですぐにわかる。よく注意して採取してほしい」と呼び掛けている。

新潟県では数年に一回は食中毒のニュースを見かけます。最悪の場合は死に至る植物も多いため危険です。

後で役立つように、代表的な毒草と見かけ方のサンプルをまとめておきますので、山菜採りの際には参考にして下さい。

山菜採りで出会う毒草一覧(毒草図鑑)

ドクゼリ(セリに似た毒草)

日本では、北海道、本州、四国、九州に分布しています。
小川、浅い池、沼、湿地などの水分の多いところに自生する大型の多年草で、80センチメートルから100センチメートル位になります。
生育地には、食用となるセリとドクゼリとが混在しているので注意が必要です。
若い葉や花は食用のセリに酷似しています。春先の山菜採りの時期は草丈が短いため、葉はセリ、根茎はワサビと間違いやすく、注意が必要です。
成長すると草丈が大きくなり、根茎は辛みがなく、地下茎が太く緑色でタケノコ状の節があることが特徴です。
全草に猛毒のポリイン化合物(シクトキシン類)を含有しています。

よく色々なサイトで、ドクゼリはタケノコ状の節があるのですぐ分かるように書いてありますが、そもそもセリ科の植物には節があります。セリも大きくなると根茎が太くなり割ってみるとタケノコ状になっていました。実際に食べてみたので間違いないです。

根っこ自体は大きく特徴的なので判別にも使えますが、確実なのは茎の別れ方と葉の形状が一番だと思います。

ハシリドコロ(フキノトウに似た毒草)

ハシリドコロはナス科の多年草で、沢沿いの樹林下に生えています。
 植物全体、特にその芽、葉にもスコポラミン、ヒヨスチアミンなどの副交感神経を麻痺させるアルカロイドが含まれ、誤食すると嘔吐、けいれん、昏睡、呼吸停止などの中毒症状が起きます。

生えている状態だと本当に間違えやすいです。自分も一度間違って採ったことがありますが、フキノトウと違い葉しか無かったのですぐに分かりました。

スズラン・ユキザサ(行者ニンニクに似た毒草)

ギョウジャニンニク(写真7)は北海道を代表する山菜で、「キトビロ」などの名で親しまれています。また、ユキザサの若芽(写真8)には甘味があり、「アズキナ」の名で知られる万人向きの山菜です。スズランは可憐な花と香りで全国的に有名ですが、毒草であることはあまり知られていません。スズランを生けておいたコップの水を飲んで中毒した例もあるので、注意が必要です。一般の庭にある観賞用のドイツスズランも、全草(特に花)に毒があります。ギョウジャニンニクの葉には独特の臭いがありますが、スズランは無臭です。ユキザサの葉と茎には白い粗毛が密生していますが、スズランの葉に毛はありません。

行者ニンニクが生えている場面に出くわしたことは無いですが、いざ見たら間違えるかもしれません。独特のニンニク臭も見分けるポイントになると思います。

バイケイソウ・コバイケイソウ(ウルイに似た毒草)

タチギボウシの若芽(写真5)にはほどよい苦味とぬめりがあり、「ウルイ」とも呼ばれ、山菜として利用されます。オオバギボウシなども同じように利用できます。バイケイソウは全草に有毒成分を含み、特に毒性の強い根は便所のウジ殺しなどに使用されました。その若芽(写真6)はギボウシにそっくりで、間違って食べて中毒する例が多くあります。バイケイソウの葉は茎を囲むように付き、柄はなく、葉脈は葉の基部から先に向かって伸びています。

ウルイは斜面や水辺で採っていれば間違えないと思いますが、平地だとちょっと怪しいかもしれません。

ドクニンジン(シャクに似た毒草)

草丈80~180 cmになる二年草。根は円錐形で肥厚する。茎は中空で太く、上部は分枝して広がる。葉は2~3回羽状復葉。小葉は卵状皮針形、長さ1~3 cm、さらに深裂する。茎、葉柄に紫紅色の斑点があり、植物全体に光沢がある。花期は7~9月。大形の復散形花序に白色五弁の約3 mmの小花をつけ、花の先端は内に曲がり、その中の1枚だけが大きい。果実はほぼ球形で、直径は約3.5 mmで、熟すると2分果に分かれる。

今日たまたまドクニンジンを見かけたので写真に収めてきました。

毒草一覧 - 山菜採りで見かける有毒植物をまとめた毒草図鑑

花が咲く前に見かけた時は一瞬シャク(ヤマニンジン)かとも思いましたが、葉の細かさや尖り具合に違いがあります。シャクは大きくなると茎もしっかりとしてくるのでそこでも見分けがつきます。

トリカブト(オオヨモギに似た毒草)

古くからオオヨモギ(エゾヨモギ)はヨモギ、もち草などと呼ばれ、その若葉は草もちの原料などに利用されてきました。しかし、若葉はトリカブトと似ており、注意が必要です。オオヨモギの若葉(写真4)には白い毛が密生して生えており、芳香があります。一方、トリカブトの葉には光沢があり、毛はなく、香りもありません。

今までヨモギは採らなくて今年から採ってみようと思っていました。ですが、この写真を見て怖くなりました。最初はしっかりと判別できる人と一緒に採ろうと思います。

スイセン(ノビルに似た毒草)

スイセンには臭いがないが、ニラにはニラ臭があり、ノビルにはネギのような臭いがある。

明らかに太さと匂いに違いがあるので、ちゃんと見極められると思います。

とりあえず今日はここまで!

毒草一覧 – 有毒植物の毒草図鑑まとめ

自分でもそれぞれの毒草は一度見ておきたいので、採ることができたらより詳しい情報をまとめていきます。

毒草は上記以外にも多数ありますが、山菜採りで注意したいものをピックアップしました。

本当にシャレにならないくらい危険なものなので、怪しいと感じたら採らないようにしましょう。

追記

この記事を作成中に誤ってデスクトップの壁紙をドクニンジンにしてしまいました。

毒草一覧 - 山菜採りで見かける有毒植物をまとめた毒草図鑑

山菜採りのシーズン中は自分への注意喚起も兼ねてこのままいきます。