夏キノコのシーズンも終わり、いよいよ食欲の秋。
ここ数年は、秋になるとナメコや舞茸などのキノコ狩りに出かけることが多くなりました。

キノコは山菜に比べて毒性のものが多く、詳しい人と行かないと命の危険が伴います。

このページでは、自分が今までに採ったり見かけたキノコ、今後採りたいと考えている食用キノコ達を紹介します。
くれぐれも参考程度で、キノコ狩りに行くときはベテランのキノコ名人を見つけて教えてもらうようにして下さい。

キノコ狩りの服装などは以下の記事を参考に。

山菜採りに最適な服装(キノコ狩り)おすすめのウェア・靴・道具の紹介

ナメコ

10月きのこ狩り@新潟県 なめこ / ムキタケ

秋のキノコ狩りで特にオススメなのがナメコ。
比較的探しやすく、間違えやすい毒キノコも少ないので初心者にもオススメできます。

スーパーなどで販売されているものよりも圧倒的に大きく、ソフトボール位のサイズも珍しくありません。

オススメ度★★★★★
美味しさ★★★★☆
採りやすさ★★★★★
名前ナメコ
呼び名なめこ、ナメタケ、ヌメリタケ
英名butterscotch mushroom
学名Pholiota microspora (Berk.) Sacc.
分類モエギタケ科スギタケ属

旬の時期

主に10月後半から11月、気温の低下とともに発生し始めます。

採り方・採れる場所

ブナやナラの枯れ木や倒木に発生します。

間違えやすい毒キノコ

ニガクリタケ等と間違える人もいるようですが、ヌメリの有り無しで見分けることができます。

ナラタケ(あまんだれ)

[出典]flickr.com
[出典]flickr.com

鍋物の具材として使うと独特のダシがでて美味しいナラタケ。
ここ新潟県ではアマンダレという名称でも知られています。

食用として人気が高く、取れる時期も短いので希少価値も高いキノコです。

オススメ度★★★★☆
美味しさ★★★★★
採りやすさ★★★★☆
名前ナラタケ
呼び名ナラタケ、アマンダレ、ボリボリ、ボリ、サモダシ、カックイ、ボリメキ、モダシ、オリミキ
英名honey mushroom
学名Armillaria mellea subsp. nipponica
分類キシメジ科ナラタケ属

旬の時期

10月~11月の晩秋にかけて発生します。

採り方・採れる場所

ブナやナラの枯れ木や倒木に発生します。
立ち枯れの木からも発生します。

間違えやすい毒キノコ

見た目のよく似たキノコでナラタケモドキがありますが、こちらは初夏にかけて発生するので時期で分類できます。

ヒラタケ

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食感が良く美味しいことから、山間地では昔から親しまれてきたキノコです。
また探しやすく見つけやすいキノコですが、間違えて猛毒キノコとして知られるツキヨダケを採ってしまう人も多いので注意が必要なキノコです。

オススメ度★★★☆☆
美味しさ★★★☆☆
採りやすさ★★★★☆
名前ヒラタケ
呼び名ひらたけ、カタヒラ
英名oyster mushroom
学名Pleurotus ostreatus
分類ヒラタケ科ヒラタケ属

旬の時期

一年中見かけるキノコで、食用としても栽培されています。

採り方・採れる場所

広葉樹の枯れ木や倒木に発生しますが、公園などで見かけることもあります。

間違えやすい毒キノコ

食中毒キノコ御三家の一つ、ツキヨタケと間違われることが多いキノコです。
食菌のムキタケにも似ています。

ムキタケ

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ヒラタケと同じく山間地で食菌として親しまれてきたムキタケ。
食感・食味ともに良く、秋のキノコ狩りのターゲットとしても人気です。

オススメ度★★★☆☆
美味しさ★★★☆☆
採りやすさ★★★★☆
名前ムキタケ
呼び名剥茸、ムキタケ、カタハ、ノドヤキ、ムクダイ
英名
学名Sarcomyxa serotina
分類ガマノホタケ科ムキタケ属

旬の時期

晩秋に発生するキノコです。

採り方・採れる場所

ブナやナラといった広葉樹の枯れ木や倒木に発生します。まとまって生えることが多いキノコです。

間違えやすい毒キノコ

食中毒キノコの代表選手であるツキヨタケと間違えられることがあります。
ヒラタケにも似ています。

クリタケ

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山間地で昔から食菌として親しまれてきたクリタケ。
ただし、毒成分も併せ持つため食べ過ぎるとお腹を壊すことがあります。

海外では毒キノコとしている国も多いようです。

鍋物の具材とすると良いダシが出るので人気のキノコです。

オススメ度★★☆☆☆
美味しさ★★★★☆
採りやすさ★★☆☆☆
名前クリタケ
呼び名栗茸、クリタケ、ヤマドリモタシ
英名
学名Hypholoma sublateritium(Fr.)Quél
分類モエギタケ科モエギタケ亜科クリタケ属

旬の時期

秋口から晩秋にかけて発生するキノコです。

採り方・採れる場所

クリやナラなどの枯れ木や切り株から発生します。

間違えやすい毒キノコ

毒キノコとして知られるニガクリタケとよく似ているので注意が必要です。

舞茸(マイタケ)

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個人的に秋のキノコNo.1である舞茸。
食感、風味ともに最高で、色々な調理法で美味しく食べることができます。

1株で5kgを超えるような大物もあり、見つけた時の嬉しさも尋常じゃありません。

同じ場所で採れることが多いので、里山などでは地元の方が採っていることが多く、比較的奥地へと入らないと手に入りにくいキノコです。

オススメ度★★★★★
美味しさ★★★★☆
採りやすさ★★☆☆☆
名前マイタケ
呼び名舞茸、マイタケ
英名Hen-of-the-Woods
学名Grifola frondosa
分類トンビマイタケ科マイタケ属

旬の時期

秋の初めから発生し始めます。

採り方・採れる場所

落葉広葉樹の枯れ木や倒木の周辺に発生します。

間違えやすい毒キノコ

似ているキノコはトンビマイタケくらいでしょうか。

松茸(マツタケ)

[出典]wikipedia.org
[出典]wikipedia.org

高級食材として日本で昔から親しまれてきたマツタケ。
天然モノもキノコ狩りで採ることができます。

オススメ度★★★☆☆
美味しさ★★★★★
採りやすさ★★☆☆☆
名前マツタケ
呼び名松茸、マツタケ、まったけ
英名
学名Tricholoma matsutake
分類キシメジ科キシメジ属

旬の時期

秋の始まりから採れ始めます。

採り方・採れる場所

主にアカマツ林の地面から生えます。

間違えやすい毒キノコ

特にありません。

ハナビラタケ

[出典]wikipedia.org
[出典]wikipedia.org

見た目が美しく食感も良いことから、食菌として人気のあるキノコです。
大きくなるにつれて色がつき始めますが、白いもののほうが美味しく食べることができます。

オススメ度★★★☆☆
美味しさ★★★☆☆
採りやすさ★★★☆☆
名前ハナビラタケ
呼び名ハナビラタケ
英名
学名Sparassis crispa
分類ハナビラタケ科ハナビラタケ属

旬の時期

採れるのは夏から秋にかけて。

採り方・採れる場所

カラマツなどの針葉樹から発生します。

間違えやすい毒キノコ

特にありません。

ホンシメジ

市場に出回っているホンシメジは実はブナシメジで、天然モノのホンシメジは採ることも難しいキノコです。
昔に所さんのTV番組から取材の依頼があったけど、採れないため断った記憶が・・・。

オススメ度★☆☆☆☆
美味しさ★★★★★
採りやすさ★☆☆☆☆
名前コシアブラ
呼び名本占地、ホンシメジ、ダイコクシメジ、大黒占地
英名
学名Lyophyllum shimeji
分類シメジ科シメジ属

旬の時期

秋になると生え始めるキノコです。

採り方・採れる場所

コナラやアカマツの森林の地面に生えると言われています。

間違えやすい毒キノコ

イッポンシメジやクサウラベニタケ、ウラベニホテイシメジなどと間違えられやすいキノコです。

秋のキノコ狩りにオススメのキノコまとめ

秋に採れる食菌はまだまだ多いのですが、如何せん見分けるのが難しい。
自分も勉強しながら追加していきたいと思います。

キノコ図鑑